ニアライン 【nearline】

概要

ニアライン(nearline)とは、情報システムにおける装置やシステムの利用頻度や応答性に関する用語の一つで、オンラインオフラインの中間。“near-online” (ニアオンライン)を短縮した語。そのような用途に供する製品カテゴリーを指すこともある。

常時の運用と即時の応答性を要求されるオンラインシステムonline system)と、必要になる毎に準備して使用されるオフラインシステム(offline system)の中間で、性能や信頼性オンラインほどではないが、導入・運用コストが低く、常に使用できる状態で運用されるものを指す。

特にストレージ外部記憶装置システムの分類で用いられることが多く、高速・高信頼性のSSDディスクアレイなどのオンラインストレージと、光学ディスク磁気テープライブラリなどのオフラインストレージの中間の性質を持つSATAハードディスクなどを「ニアラインストレージ」「ニアラインディスク」「ニアラインドライブ」などという。

(2020.1.30更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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