ロード 【load】 ローディング / loading

概要

ロード(load)とは、積み荷、過重、積載量、負荷、負担、仕事量、重荷、積み込む、装填する、山積みにする、負担をかける、などの意味を持つ英単語。IT分野ではストレージからメモリにデータを読み出す操作をロードということが多い。

コンピュータのストレージ(外部記憶装置)内のファイルに記録されたプログラムやデータを読み込み、メインメモリに展開することをロードという。逆に、メモリ上のデータなどをファイルに書き込んで保存することを「セーブ」(save)という。

メモリに記録されたデータは電源を落とすと消えるため、コンピュータで処理を開始する際には起動後にストレージからプログラムやデータをロードしてから行う。ロードして編集したデータはそのままでは電源を落とすと消えてしまうため、ストレージ上にセーブする必要がある。

通信ネットワークを介して、別のコンピュータへファイルを送信することを「アップロード」(upload)、別のコンピュータからファイルを受信してストレージに保存することを「ダウンロード」(download)という。

また、機器やソフトウェア、システムに与えられた、処理すべき(単位時間あたりの)仕事量のことを英語で “load” というが、これは日本語では「負荷」と訳されることが多い。ただし、「ロードバランシング」(load balancing)、「ロードアベレージ」(load average)、「ワークロード」(workload)など、複合語では負荷の意味でロードという語を用いることもある。

(2023.12.16更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。