暗号化キー

概要

暗号化キーとは、Wi-Fi(無線LAN)のアクセスポイント端末の間で共通して設定される秘密の情報。8~63文字の英数字・記号を組み合わせたパスフレーズとして設定されることが多い。

Wi-Fi利用者認証し、通信暗号化するWPA/WPA2/WPA3の各規格では、個人や家庭、小規模事業所など小さなネットワークで使用するパーソナルモードという動作モードが用意されている。

このモードでは「PSK」(Pre-Shared Key事前共有鍵)と呼ばれる秘密の符号利用者や管理者が設定し、アクセスポイントは接続を申し出た端末が正しくPSKを答えられれば接続を受け付け(認証)、PSKを元に暗号鍵を生成して以降の通信暗号化する。

アクセスポイントWi-Fi端末の設定では、アクセスポイントの識別に用いるSSIDセットで設定する。「暗号化キー」という名称だが、実際の暗号化処理に用いる暗号鍵は暗号化キーと他のデータを組み合わせて一定の手順で算出したものを一定時間ごとに次々切り替えて使用するため、厳密にはこれ自体が暗号化に用いる鍵というわけではない。

(2022.1.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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