EOSL 【End Of Service Life】

概要

EOSL(End Of Service Life)とは、過去に販売された製品に付随するサポートサービスの提供が終了すること。また、その期限。「EOL」(End Of Life)もほぼ同じ意味。

EOSLの期日以降は、その製品の使用に関連して不具合が生じても、問い合わせ、保守、修理、部品交換、修正版の提供などのサービスは受けられない。IT関連の機器やソフトウェアは更新サイクルが速いため、販売終了から数年でEOSLが宣言されることが多い。

EOSLが近くなると、多くのメーカーは顧客に対し、その製品と同等以上の機能や性能を持つ新型の製品を購入して旧製品と置き換えるよう勧告することが多い。ソフトウェア製品では更新を促すため、既存製品の顧客に格安あるいは無料で新バージョンを提供する優待プログラムを実施することもある。

ほぼ同義として「EOS」(End Of Support)、「EOL」(End Of Life)なども用いられるが、「EOS」は販売終了を指す「End Of Sales」の略とすることもあり紛らわしい。また、技術対応の終了という意味で「EOE」(End Of Engineering)や「EOEL」(End Of Engineering Support)もほぼ同義だが、EOE/EOELは積極的な機能追加などの終了、EOSLは製品サポート自体の終了として使い分ける場合もある。

(2023.2.26更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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