読み方 : アンインストール
アンインストーラ【uninstaller】
概要

ソフトウェアをインストールすると、実行ファイルだけでなく、設定ファイルや共有ライブラリ、オペレーティングシステム(OS)の構成情報など、多数のデータがシステム各所に書き込まれる。利用者がこれらをすべて把握して手作業で削除するのは難しく、誤ってシステムに必要なファイルを消してしまう危険もある。
アンインストーラはインストール時に記録した情報をもとに、関連するファイルや設定を漏れなく取り除く仕組みになっている。通常はソフトウェア本体に同梱されており、WindowsではOSの設定画面やコントロールパネルのプログラム一覧から呼び出せる。スマートフォンやタブレット端末でも、設定画面でアプリ削除の操作を行うと、内部的にアンインストーラに相当する機能が実行される。
アンインストール処理は自動で完了することも多いが、他のアプリケーションと共有のソフトウェア部品や個人設定を残すかどうかの選択が利用者に求められる場合もある。近年のOSではアプリごとに独立した保存領域が用意され、削除時に関連データもまとめて消去される設計が増えている。
アンインストーラが正常に機能しない場合や紛失している場合は、OSのシステムツールや専用の強制削除ツールで対処することになる。また、ソフトウェアの更新や再インストール前に古い構成を完全に取り除く目的でアンインストーラが使われることもあり、残留データが新バージョンの動作に影響しないよう、あらかじめ削除してから導入し直す手順が採られる場合がある。なお、インストーラを使わずに実行ファイルをコピーするだけで動く単純なプログラムは、ファイルを削除するだけで除去が完了するため、アンインストーラも付属せず、そもそも不要である。
(2026.4.23更新)