エンジン【engine】
エンジンとは?
発動機という意味の英単語で、IT分野では特定の機能や処理を実現するソフトウェアやシステムのこと。他のソフトウェアに組み込まれて中核的な処理を担う部品として機能することが多く、用途を冠して「○○エンジン」と呼ばれる。

「エンジン」(engine)はもともと機関、発動機、原動機などを意味する英単語であり、外来語としては自動車や航空機、船舶などの動力装置を指す。IT分野ではこれを比喩的に転用し、システムを駆動する中核的な処理機構をエンジンと呼ぶ。目的や機能を冠して「ゲームエンジン」「レンダリングエンジン」「検索エンジン」「正規表現エンジン」のように「○○エンジン」の形で用いるのが一般的である。
エンジンは通常、単体では起動・利用できず、他のソフトウェアやサービスに組み込まれて機能する。開発者はライブラリやモジュール、APIなどの形で提供されるエンジンの機能を自作のアプリケーションに組み込んで呼び出して利用することで、複雑な機能を一から実装せずに済む。
例えば、Webブラウザに搭載される「レンダリングエンジン」は、HTMLやCSSを解析して画面に描画する処理を行うプログラムであり、ブラウザ本体から独立して単独で使うものではない。ゲームや3DCGソフトウェアに組み込まれる「ゲームエンジン」は、グラフィック描画や物理演算、音声処理、入力管理など、ゲーム動作に必要な機能を一括して提供する基盤ソフトウェアである。
同様に、「全文検索エンジン」は文書群を対象とした全文検索機能をソフトウェアに付加するプログラムであり、業務システムやWebサービスに組み込まれて大量データからの高速な情報抽出を可能にする。ただし、「Web検索エンジン」という場合はWeb上の情報を検索、一覧できる独立したネットサービスを意味する。