アドオン 【add-on】 アドイン / add-in

概要

アドオン(add-on)とは、追加の(もの)、付け足し(たもの)、付加した(もの)、付属の(もの)、加算の(もの)などの意味を持つ英語表現。ITの分野では、ソフトウェアに追加される拡張機能のことをアドオンということが多い。

ある特定のソフトウェアが標準では備えていない機能を追加することができる、単体では動作しない部品化されたソフトウェアを指す。「プラグイン」(plug-in)、「機能拡張」(extension/エクステンション)などとほぼ同義だが、これらをそれぞれ別のものとして使い分ける場合もある。

アドオンを追加するには、ソフトウェア本体がアドオンを導入できる設計になっている必要がある。そのような仕組みは開発元以外の企業や個人の開発者が機能を追加できるように用意されていることが多く、アドオン開発に必要な仕様が公開されていることが多い。ソフトウェアの開発元自らがアドオンを提供することもある。

Webブラウザのアドオン

有名な例はWebブラウザのアドオンで、Mozilla FirefoxInternet Explorerは「アドオン」の名称で、Google ChromeApple SafariMicrosoft Edgeなどでは「機能拡張」(extension)の名称で追加のソフトウェアを組み込む機構を提供している。

特定のソフトウェアやネットサービスとの連携など、一般的な利用方法では必ずしも万人が必要とするものではなく、特定の用途や特定の種類の人々(Web開発者など)に必要な機能を追加するために用いられることが多い。

(2020.7.7更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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