バリデータ【validator】
概要

形式的な規則への適合を確かめる作業を「バリデーション」(validation)という。検証結果として適合・不適合のみを示すものと、誤りの箇所を具体的に指摘するものがあり、いずれの場合も記述された内容が意味的・文脈的に適切かどうかまでは判断しない。
バリデータは特定の形式のデータにバリデーションを実施するソフトウェアである。対応するデータ形式はソフトウェアによって異なり、HTML、XML、JSON、CSSなど様々なバリデータが存在する。例えば、HTMLバリデータは、WebページのHTMLファイルがHTML標準規格に則って記述されているかを確認する。ページの内容が事実として正確かどうかといった検証はしない。
Webアプリケーション開発では、利用者が入力した値を検証する機能もバリデータと呼ぶ。必須項目の未入力、数値欄への文字列の入力、メールアドレスや日付の形式の誤りなどを自動的に判定し、不正なデータの登録や処理を防ぐ。フロントエンド側とサーバ側の両方でバリデーションを行うことで、セキュリティと信頼性を高めることができる。
暗号資産の分野では、ブロックチェーン上の取引データの正当性を検証・承認するノード(端末)をバリデータという。主に「PoS」(Proof-of-Stake)方式のブロックチェーンで用いられ、保有するコインの量などに応じて検証役として選ばれる。「PoW」(Proof-of-Work)方式における採掘者(マイナー)と対比されることが多く、イーサリアムやSolanaなど多くのパブリックブロックチェーンがこの方式を採用している。
(2026.6.30更新)