ブラウザ 【browser】

概要

ブラウザ(browser)とは、データ情報をまとまった形で閲覧するためのソフトウェア。単にブラウザと言った場合には、Webサーバからデータを取得して閲覧するための「Webブラウザ」(web browser)を意味する場合が多い。

「閲覧する」「ざっと見る」といった意味の英動詞 “browse” (ブラウズ)に「~する人」「~するもの」という意味の英接尾辞 “-er” を組み合わせた語で、何らかの対象を利用者が画面で見ることができるよう表示するソフトウェアをこのように呼ぶ。

類義語に「ビューア」(viewer)があり、両者に厳密な区別はないが、ビューアは「画像ビューア」のように扱うデータが単一・単純な場合に用いられることが多い一方、ブラウザは多数のデータの集合や、複合的な構造を持つデータなどを見やすいように整理・展開して表示するソフトウェアを指すことが多い。

Webブラウザ

指定したWebページデータを取り寄せて表示するソフトウェアを「Webブラウザ」(web browser)という。現代では注釈なく単にブラウザといった場合にはこれを指すことが多い。

利用者が指定したURLアドレス)に基づいてWebサーバに接続し、Webページを構成するHTMLファイルや画像ファイルスタイルシート、スクリプトファイルなどを取り寄せて一枚のWebページに整形して表示する。ページ内に表示されたリンクを選択するなどして、次々に新しいページを開いていくことができる。

Webサイトの構成によってはアプリケーションソフトのように表示後に利用者の操作によって内容が展開したりサーバ動的にやり取りできるものもあり、単にネット上の情報を閲覧するのみに留まらず、ネットサービスを利用するための総合的なクライアントソフトとしての一面もある。

(2023.8.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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