OOBE 【Out-Of-Box Experience】

概要

OOBE(Out-Of-Box Experience)とは、製品の購入後、箱から出して使用可能にするまでの一連の手順。また、その際に表示・操作する初期設定のための画面。

コンピュータ製品や情報機器は、購入後すぐに使い始められるとは限らず、付属品の装着やケーブルの接続といったハードウェアの準備、初回の電源投入時に表示されるセットアップ画面の操作などが必要になることがある。

購入者がパッケージから製品を取り出し、通常の使用方法で操作できるようになるまでの過程全体をOOBEという。利用者は通常一度しかこの過程を経験しないが、シンプルさや分かりやすさ、案内の充実度などが製品についての最初の印象を大きく左右するため重要である。

ソフトウェアのOOBE画面では、使用言語や国・地域の指定といった基本的な設定、アカウント作成やプライバシー設定といった初心者にはとっつきにくいが重要な設定などを含む。誤解や誤設定があるとその後の使用環境に悪影響を及ぼしたり深刻なトラブルの原因となることもあるため、案内や操作方法は慎重に設計すべきとされる。

(2021.5.4更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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