RTM版 【Release To Manufacturing】

概要

RTM版(Release To Manufacturing)とは、ソフトウェア製品の開発における版の種類の一つで、完成品として製造(量産)工程へ回され、製品として出荷されるもの。そのような段階のことを「RTM」という。

開発の最終段階でRC版Release Candidate:製品候補版)などによる最終的なベータテストや修正が終わり、発売・公開する版として作成される。

DVDなどの記憶メディアに複製して製品パッケージを生産したり、オペレーティングシステムOS)などの場合はプレインストール(導入済み販売)するコンピュータ製品への組み込み作業がわれる。

発売後の修正・改善を迅速に進めるため、限られた利用者に発売前にネットなどを通じて提供し、期間を限定して試用してもらう場合がある。

(2019.8.23更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる