アップデータ 【アップデートモジュール】

概要

アップデータ(アップデートモジュール)とは、継当て(する)、あて布(を貼る)、傷当て、眼帯、斑点、切れ端、小区画、中継、鎮める、などの意味を持つ英単語。ITの分野では、ソフトウェアを更新するために、更新版と旧版の相違点(差分)を抜き出したファイルなどを指す。

ソフトウェアのアップデータという場合、導入済みのプログラムデータを最新版に改めるために開発元から提供される、旧版との差分データを指す。ファイルの形にまとめたものは「パッチファイル」という。アップデータを反映させて最新の状態に更新することを「アップデータを当てる」「アップデータを適用する」などという。

大規模なソフトウェアでは小さな修正や改良をう度に全体を入れ替えるのは効率が悪いため、修正点だけを抜き出してアップデータを作成し、これを既存のソフトウェアに組み込むことで修正をうという手法がよく用いられる。アップデータは開発元や販売元からインターネットなどを通じて利用者に無償で配布されることが多い。

ビデオゲームの場合には、改良や欠陥修正のためのアップデータとは別に、機能や動作モードグラフィックスなどを変更・改変するために提供されるアップデータもある。プレイに必須ではなくプレイヤーが好みに応じて入手・導入するもので、改変を意味する “modify” を略して “MOD” (モド)とも呼ばれる。開発元以外の第三者が公開している非公式のものもある。

(2023.12.30更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる