リビジョンアップ

概要

リビジョンアップとは、製品に細かい修正、改訂を加えること。基本的な機能や仕様はそのままに、不具合の修正や性能の向上などをなうことを表すことが多い。和製英語。

ソフトウェア製品は発売・公開後も改訂版の提供をうことが多い。機能追加や仕様変更を伴う大きな変更をなうことは「バージョンアップ」「アップグレード」などというが、仕様や機能などを変更せずに細かな修正などをうこと(また、修正版を発行すること)はリビジョンアップという。

和製英語

リビジョンアップの「リビジョン」は修正版の改訂番号などを表す「リビジョン番号」(revision number)を略したもので、外来語としてリビジョン番号の意味が定着しているため、その番号が増えるという意味で「アップ」を付け加えた表現となっている。

しかし、そもそも英語の “revision” の本来の意味は「改定」「修正」であるため、英語では “revision-up” のような表現はせず、単に “revision” と呼ぶか、あるいは “update” “fix” などの表現を用いるのが一般的である。

(2023.2.21更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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