Microsoft Office 【マイクロソフトオフィス】

概要

Microsoft Office(マイクロソフトオフィス)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社のソフトウェア製品の一つで、ワープロソフト表計算ソフトなど、オフィスで利用することの多いソフトウェアを一つにまとめたパッケージ製品。

同社の業務用ソフトウェア製品を一つにパッケージしたもので、「オフィスソフト」(office software)「オフィススイート」(office suite)「プロダクティビティスイート」(productivity suite)などと総称される製品の一つ。

構成アプリケーション

1989年から提供されており、バージョンによって含まれる製品に違いがある。各ソフトウェアの中には単体で発売されているものもあるが、Officeの一部としてしか提供されない製品もある。同社のWindows向けと米アップルApple)社のmacOS向けの「Office for Mac」がある。

ワープロソフトの「Microsoft Word」や、表計算ソフトMicrosoft Excel」、プレゼンテーションソフトMicrosoft PowerPoint」、データベースソフトMicrosoft Access」、メールソフトMicrosoft Outlook」、グループウェア「Microsoft Teams」などで構成される。各ソフトウェアは一部の仕様や操作性などが統一されており、機能の連携やデータの共有なども容易となっている。

提供形態

バージョンには用途や対象顧客によって製品の組み合わせなどが異なる複数のパッケージエディション)がある。近年のバージョンでは最低限の機能に絞った「Personal」、家庭や個人事業主、学生などに適した「Home and Business」、企業向けの「Professional」などが提供されている。

大企業や官公庁、教育機関などの大口購入(ボリュームライセンス)専用のエディション(StandardやProfessional Plusなど)もある。また、特定の国のみ提供されるエディションや、特定の国では提供されないエディションもある。

近年ではソフトウェアを購入して導入するのではなく、インターネットを通じてオンラインサービスとして利用する「Microsoft 365」(旧Office 365)というサービスも提供されている。必要なソフトウェアや機能を、必要な期間だけ契約して月額課金で利用するサブスクリプション型の提供形態で、企業向けも個人向けもこちらが主流となっており、従来の「買い切り」型のパッケージは特殊な提供形態と位置付けられている。

(2023.11.8更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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