BER 【Bit Error Rate】 符号誤り率 / ビット誤り率 / ビットエラーレート

概要

BER(Bit Error Rate)とは、データ伝送路の品質指標の一つで、受信側が受け取った全データに対する誤ったデータの比率。誤ったビット数を受信した総ビット数で割って算出する。

電気信号や無線信号などで0と1から成るビットを伝送した時に、ノイズなどの影響で、送信時に0だったものが1に、1だったものが0になって受信される誤りが発生することがある。

どのくらいの頻度でこの誤りが起きるかを示したものでBERで、例えば「0101010101」という10ビットを送信したら「0000010101」となって受信された場合、2番目と4番目の「1」が「0」に変化する誤りが発生しており、BERは2/10で20%(あるいは0.2)となる。

実用上は大変小さいとなることが多く、「10-9」(10億ビットあたり1ビット)のように、小数点以下の桁数の大小で表示や比較をったり、対数グラフで図示したりする場合もある。

(2020.2.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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