アセンブル 【assemble】
概要
アセンブル(assemble)とは、組み立てる、取り付ける、集める、集まる、集合する、招集する、まとめる、などの意味を持つ英単語。IT分野ではアセンブリ言語で開発されたプログラムを機械語のコードに変換することなどを指す。プログラミングやソフトウェア開発の分野では、アセンブリ言語で記述されたコンピュータプログラム(ソースコード)を解釈し、コンピュータが直接実行できる機械語(マシン語)による表現(オブジェクトコード)に変換する工程をアセンブルという。
アセンブリ言語は命令などの仕様がCPUの機械語と一対一に対応する、最も機械語に近いプログラミング言語である。CPUの挙動を開発者が直に指定して処理を記述することができ、ハードウェアを直接制御する必要があるプログラムの開発や、高速性が重視されるプログラムで用いられる。
このアセンブリ言語で人間などが記述したプログラムを機械語に変換する工程がアセンブルで、命令語(ニーモニック)をCPUの命令コード(オペコード)に置き換えたり、マクロを展開したり、シンボル名を実際の値やメモリアドレスに置き換えたりといった処理を行なう。アセンブルを行うソフトウェアを「アセンブラ」(assembler)という。
(2023.9.4更新)