ウォッチドッグ【watchdog】ウォッチドッグタイマ

別名  :watchdog timer/WDT

概要

ウォッチドッグとは、「番犬」という意味の英単語で、コンピュータや内部の特定の装置やソフトウェアが正常に稼働しているかを定期的に確認・監視する仕組みのこと。組み込みシステムなどでよく用いられる。
ウォッチドッグのイメージ画像

システムが起動するとウォッチドッグは監視状態に入り、そのシステム上で稼働しているプログラムは一定時間ごとに特定の操作を実行して正常に稼働していることを表す信号をウォッチドッグに伝えなければならない。

一定時間を過ぎてもウォッチドッグへ通知が行われないと、何らかのトラブルが発生してシステムが停止したとみなし、ウォッチドッグによってあらかじめ決められた異常時の処理(リセットや電源オフなど)が実行される。

ソフトウェアの実行に問題が生じても確実に動作する必要があるため、マイクロコントローラに内蔵された自律的な装置などとしてハードウェア的に実装されることが多いが、ソフトウェアの一部にウォッチドッグの機能を組み込む場合もある。

(2020.4.10更新)

他の用語辞典による「ウォッチドッグ」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「ウォッチドッグ」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
平30修7 問10】 MPUの割込みには外部割込みと内部割込みがある。外部割込みの例として,適切なものはどれか。
平27修12 問10】 MPUの割込みには外部割込みと内部割込みがある。外部割込みの例として,適切なものはどれか。
平25春 問11】 MPUの割込みには外部割込みと内部割込みがある。外部割込みの例として,適切なものはどれか。