ツールチェーン 【toolchain】 ツールチェイン
概要
ツールチェーン(toolchain)とは、ある目的を達成するために組み合わせて使用する一連のツール(道具)のセットのこと。IT分野では、ソフトウェア開発のために必要な特定の機能を持つコンピュータプログラムの集合を指すことが多い。一連の工程の各段階で必要となる単機能のプログラム群を指し、前のツールの出力を次のツールの入力として連続して実行していく関係になっていることからチェーン(chain:鎖)と呼ばれている。
典型的なプログラミング環境におけるツールチェーンの例として、コードエディタ、コンパイラ、リンカ、ライブラリ、デバッガの組み合わせがある。エディタで記述したソースコードをコンパイラがオブジェクトコードに変換し、これをリンカがライブラリと連結するなどして実行可能ファイルを生成、デバッガで不具合箇所を見極めてエディタで修正する、というサイクルで開発が行われる。
(2020.11.12更新)