LIFO 【Last In First Out】 FILO / First-In Last-Out / 後入先出法 / 後入れ先出し
概要
LIFO(Last In First Out)とは、複数の対象を取り扱う順序を表した用語で、最初に入れたものを最後に取り出す(先に入れたものを後に出す)方式のこと。会計の分野では「後入先出法」と呼ぶ。複数の対象を列を作って待機させ順番に処理する際にどのような順序で行うかを表す用語で、積み重ねた座布団の出し入れのように、列に入った順番とは逆順に取り出すような構造や手順のことを意味する。
コンピュータ上でデータの集まりを一定の構造や手順によって取り扱うデータ構造のうち、「スタック」(stack)は要素の格納・取り出しをLIFOによって行なう。常に最も最近格納された要素から取り出され、一番最初に入れた最も古い要素が取り出されるのは一番最後になるという特徴がある。
これに対し、窓口の前で待っている人の行列のように、列に投入した順序の通りに処理していく(先に入れたものを先に出す)方式のことは「FIFO」(First-In First-Out/先入れ先出し)という。
(2020.6.29更新)