lang属性 【language attribute】
概要
lang属性(language attribute)とは、HTMLで規定されている要素の属性の一つで、その要素の内容がどの言語で記されているかを示すもの。ページ内に複数の言語が混在する場合などによく用いられる。Webページがどの言語(日本語や英語などの自然言語)で書かれているかをWebブラウザに伝達したい場合はHTTPのContent-Languageヘッダで指定できるが、HTML側で指定したい場合にはlang属性を用いる。
ページ全体を包含するHTML要素自体に設定すればそのページの言語を指定できるが、lang属性自体はどの要素に付与することもでき、ページ内に複数の言語が混在する場合には要素ごとに言語を指定することができる。既定値は「unknown」(言語不明)で、ブラウザ側が記述内容や文字コードなどから自動判定する。
指定値はISO 639に定める言語コード、ISO 15924に定める文字体系、ISO 3166に定める国・地域コードなどを組み合わせたもので、詳細な記法はIETFによってRFC 5646(旧BCP 47)で定義されている。通常は「en」(English:英語)のように言語のみ指定するか、「en-US」(US:米国)のように言語と国を指定することが多い。
(2023.5.15更新)