tabindex属性

概要

tabindex属性とは、HTMLの要素(タグ)の中で設定することができる属性(attribute)の一つで、Tabキーを押した際のフォーカスが移動する順序を指示するもの。

主にパソコン向けのWebブラウザにはキーボードで操作する機能があり、通常はTabキータブキー)を押すとページ上の要素のフォーカス(選択状態)が順番に移動していく。何も指定がない場合、HTMLソースコード内での出現順が要素の順序となる。

tabindex属性属性を指定すると、このTabキーによるフォーカス遷移の順序を明示的に指定することができる。として1以上の整数を指定された要素は、その小さい順フォーカスが移動していく。最大値は32767である。は連続している必要はなく、同じを複数の要素に指定しても構わない(ソース上の出現順に従う)。

特殊なとして、「-1」を指定すると、その要素はTabキーによるフォーカス遷移から外される。その場合、画面上でのマウス操作やタッチ操作、あるいはスクリプトによるフォーカスは受け付ける。また、「0」を指定するとHTMLソース上での出現順に応じて順序が決定される。これは何も指定しない場合と同じ状態である。

HTML 4.01ではaタグ、areaタグ、buttonタグobjectタグselectタグtextareaタグ属性として指定することができる。HTML5では、これらに限定されずすべての要素にtabindex属性を指定することができる。

(2022.10.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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