id属性 【id attribute】
ある要素を他の要素やCSS、JavaScriptなどから指し示したいとき、id属性を宣言することでその要素に固有の名前を与えることができる。例えば、 <div id=“main”>…</div> のように指定すると、このdiv要素を「main」という識別名で指し示すことができるようになる。
CSSのセレクタでは「#識別子」でid属性を元にスタイルを適用する要素を指定することができる。JavaScriptでは document.getElementsById(“識別子”) で、その識別子を持つDOMオブジェクトを得ることができる。
id属性はa要素などのリンク先として指定することができる。a要素のname属性と同じように、<a href=“ページのURL#識別子”> と指定すると、ページ中の識別子で表される要素の先頭箇所を飛び先に指定できる。「#」以下の部分を「フラグメント識別子」と呼び、ページ内リンクの場合は「#識別子」のみで良い。
id属性に使用できる文字種は半角英数字、ハイフン(-)、アンダーバー(_)、コロン(:)、ピリオド(.)だが、CSSで指定することを考慮してコロンやピリオドは使わないことが多い。先頭は必ずアルファベットで、アルファベットの大文字と小文字は区別される。同じページの要素間で重複することはできず、複数要素のグループ名を設定したい場合はclass属性を用いる。
(2022.1.18更新)