enctype属性 【enctype attribute】

概要

enctype属性（enctype attribute）とは、HTMLの要素(タグ)の中で設定することができる属性(attribute)の一つで、送信データのMIMEタイプを指定するもの。form要素で指定する。

form要素はWebページ上に入力フォームを作成するためのタグで、閲覧者が入力した情報を指定したWebサーバに送信できるようにする。form要素の属性として、action属性（送信先URL）やmethod属性（HTTPリクエストメソッドの種類）と共に、enctype属性を指定することができる。

enctype属性はフォームから送信するデータ形式を指定するもので、希望する形式をMIMEタイプで指定する。MIMEタイプは電子メールの添付ファイルやHTTPで伝送するWebコンテンツのデータ形式を指定するための識別コードで、「タイプ名/サブタイプ名」という形式で指定する。

何も指定がない場合の暗黙の指定値（デフォルト値）は「application/x-www-form-urlencoded」で、データをURLエンコードして送信する。ファイルのアップロードを行う場合（type属性が “file” のinput要素を含む場合）は「multipart/form-data」を、そのままテキスト形式で送信したい場合は「text/plain」を指定する。

(2022.12.4更新)

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この記事の著者 ： (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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