select要素 【select element】 セレクトボックス / select box / selectタグ / select tag
概要
select要素(select element)とは、HTMLで定義されている要素(タグ)の一つで、複数の選択肢から一つ(あるいは複数)を選ぶことができるリスト型の入力要素を作成できるもの。select要素で作成した選択リストを「セレクトボックス」と呼ぶことがある。HTMLではWebページ上で閲覧者がデータを入力し、サーバに送信するための入力フォームを作成することができる。form要素で送信先などを指定し、その子要素としてテキストボックスやボタンなどの入力要素を配置する。
select要素はフォーム入力要素の一つで、複数の選択項目(オプション)から一つあるいは複数を選択することができる選択リストを作ることができる。内部に選択肢をoption要素で定義し、サーバには選択されたoption要素のvalue属性がselect要素のname属性に対応付けて(name=valueという形式で)送信される。
特に指定がなければ一行表示、択一選択のドロップダウンリスト(プルダウンリスト)となり、現在選択されている項目の内容が表示される。クリックやタップ操作でボックスを指定すると、option要素の数だけ選択肢が展開され、その中から一つを選ぶことができる。一つを選択すると選択肢一覧は消え、新たに選択した項目の内容に表示が切り替わる。
size属性を指定すると、選択肢を複数行に渡って並べて表示することができる。行数が選択肢の数より小さい場合は縦スクロールバーで上下に表示範囲を移動できるようになる。また、multiple属性を指定すると複数の選択肢を同時に選択状態とすることができ、選択したすべてのoption要素の持つ値が送信される。
(2023.11.22更新)