div要素 【division element】 divタグ / div tag

概要

div要素(division element)とは、HTMLで定義されている要素(タグ)の一つで、ページ内のコンテンツを区分し、複数の要素をグループ化することができるもの。

意味的あるいはレイアウト的に互いに関連している複数の要素の入れ物(コンテナ)として機能する要素で、内部の要素を特定の位置に配置したり、まとめて特定のスタイルを適用したりすることができる。CSSJavaScriptからその領域を指し示すことができるようにするため、id属性class属性識別名を与えることが多い。

HTMLにはコンテナとして作用する要素は他にも様々に用意されているが、div要素は最も基本的で汎用的なコンテナで、特定の意味は与えられていない。内部のまとまりに文書構造上の意味がある場合は、articleタグ(独立した記事)、sectionタグ(見出しのある節)、headerタグヘッダ)、footerタグフッタ)、navタグナビゲーション領域)などを利用すべきとされる。

HTML4以前の仕様ではalign属性で内部の要素の左寄せ(align=“left”)、中央寄せ(center)、右寄せ(right)を指定することができた。HTML5ではこの仕様は廃止され、CSSの同等の機能(text-alignなど)を使用することが推奨される。現在でも互換性のためほとんどのWebブラウザがこの仕様を維持しており、非推奨だが使用することはできる。

(2022.1.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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