align属性 【align attribute】
概要
align属性(align attribute)とは、HTMLの要素(タグ)の中で設定することができる属性(attribute)の一つで、ブロック要素内部のコンテンツの水平方向の寄せ方、あるいは、矩形のインライン要素と周囲のテキストとの位置関係を指定するもの。HTML5では廃止されており、CSSで指定する。divタグやpタグなどのブロック要素、あるいはtdタグやthタグなどのテーブルセルの場合には、内部に含まれる文字や画像などの横方向の配置を指定することができる。指定値「left」で左寄せ、「center」で中央寄せ、「right」で右寄せとなる。
仕様上は、均等割付を行う「justify」、小数点など特定の文字を基準に揃える「char」もあるが、対応ブラウザが限られ、あまり普及しなかった。align属性はHTML5で廃止され、CSSのtext-alignプロパティなどで代替する。ブラウザによっては過去のコンテンツとの互換性のために引き続き利用できる場合もある。
また、imgタグなど矩形のインライン要素の場合には、周りにある文字に対してどのような位置に表示するかを指定することができる。「top」で上端揃え、「bottom」で下端揃え、「middle」で文字のベースラインと要素の中央を揃える。これもHTML5では廃止されており、CSSのpositionプロパティとtop、right、bottom、leftの各プロパティを用いて配置を調整する。
(2023.5.16更新)