HTMLタグ 【HTML tag】 HTML要素 / HTML element
概要
HTMLタグ(HTML tag)とは、Webページなどを記述するマークアップ言語であるHTML(HyperText Markup Language)で、表示システム側に伝達する制御情報を記す記法。小なり記号「<」と大なり記号「>」で囲まれた部分のこと。マークアップ言語は元になるテキスト文書に構造や表示方法などを表す制御情報を埋め込む形で記述する言語で、HTMLの場合は「<br>」のように「<」と「>」で括った「タグ」(tag)と呼ばれる記法を用いる。
改行を表す「<br>」や画像を埋め込む「<img src="image.png">
」のように単体で完結するものと、「<p>段落</p>」「<a href="/index.html">リンク</a>」のように開始タグと終了タグで内容を括って範囲を表すものがある。
(開始)タグの内部は「<要素名 属性名1="値1" 属性名2="値2" …>」という書式になっており、要素名でタグの種類を、属性名(attribute)と値(value)のセットでオプションの指定などを記述する。終了タグは「</要素名>」のように「/」(スラッシュ)と要素名のみで構成される。
HTMLではタグによって文書内に設けられた構造のことを「要素」(element)というが、単体のタグはタグ自体が要素に、開始と終了があるタグでは開始タグから終了タグまでの間が一つの要素になる。「<div><p>段落1</p><p>段落2</p></div>」のように要素を入れ子状にすることもできる。
(2022.3.8更新)