読み方 : ディーティーディー
DTD【Document Type Definition】文書型定義
概要

その文書の中に用いることができる要素(タグ)や、要素が持つことのできる属性、要素間の順序・包含関係などの規則を列挙したもので、ソフトウェアが文書を処理する際にDTDを参照し、文書内の要素が適切に記述されているかを検証することができる。
DTDは文書自体の冒頭に記述する場合と、冒頭にDTDを記述した外部ファイルへの参照(リンク)を記述し、ソフトウェアに読み込ませる場合がある。後者は「DOCTYPE宣言」とも呼ばれ、言語の規格発行元などがインターネットで公開しているDTDのURLなどを記載することが多い。
DTDはSGMLで規定されたもので、SGMLから派生したXMLやHTMLでも用いられてきたが、XMLではDTDに代えて他のスキーマ言語(RELAXやXML Schemaなど)を用いることが増えた。HTML5ではDTDによる文書型定義は廃止され、現在は用いられていない。
(2023.11.9更新)
「DTD」の関連用語
他の用語辞典による「DTD」の解説 (外部サイト)
- ウィキペディア「Document Type Definition」
- @IT XML用語事典「DTD」
- とほほのWWW入門「DTD」
- NTT西日本 ICT用語集「DTD」
- ミツエーリンクス Web制作用語集「DTD」
- JavaA2Z「DTD」
- TechTerms.com (英語)「DTD」
- PC.net Computer Glossary (英語)「DTD」
- Techopedia (英語)「Document Type Definition」
- PC Magazine (英語)「DTD」