読み方 : プレースホルダぞくせい

placeholder属性【placeholder attribute】

概要

placeholder属性とは、HTMLのinput要素やtextarea要素に指定できる属性の一つで、テキスト入力欄が空の状態のときに案内文字列や入力例をあらかじめ表示するもの。HTML5標準化され、現在の主要なWebブラウザはすべて対応している。
placeholder属性のイメージ画像

HTMLでは、input要素のtype属性に「text」「email」「search」などを指定すると一行の入力欄を、textarea要素を用いると複数行の入力欄を作成できる。これらの入力欄は初期状態では空欄だが、placeholder属性に文字列を設定することで、入力前の段階に補助的なメッセージを表示できる。

この自動表示されるメッセージを「プレースホルダ」(placeholder)という。これは実際の入力値として用いられることはなく、利用者がその入力欄にフォーカスを当てて文字を入力し始めると自動的に消える。入力した文字をすべて削除して空欄に戻すと、再びプレースホルダ文字列が表示される。

用途としては、「キーワードを入力」「user@example.co.jp」「2001/01/01」のように、入力すべき内容や書式を示すケースが多い。多くのWebブラウザでは、入力済みの文字列と区別しやすいようプレースホルダを薄い灰色で描画する。CSSの::placeholder疑似要素を使えば、色やフォントサイズといったスタイルを独自に指定することも可能である。

利用者が文字を入力するとplaceholder属性は消えるため、利用者が入力条件を後から確認できなくなる問題があり、案内を参照しながら入力しなければならないような複雑な条件などは入力欄の外に表示し続けるべきとされる。また、支援技術によっては正しく認識されない場合もあるため、アクセシビリティの観点からlabel要素の代替としてプレースホルダのみに頼る設計は推奨されない。

(2026.6.11更新)

他の辞典等による「placeholder属性」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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