a要素 【anchor element】 aタグ / a tag

概要

a要素(anchor element)とは、HTMLで定義されている要素(タグ)の一つで、ページ間や要素間にハイパーリンク(hyperlink)を設定するもの。要素に他のページや要素の位置(URLパスなど)を対応付けることができる。“a” は “anchor” (アンカー)の略。

画像や文字列などに外部へのリンクを設定するには、要素をa要素で囲って「<a href=“https://www.example.co.jp/”>イグザンプル社</a>」のように記述する。ブラウザでその要素を選択してクリックタップをすると、href属性で指定したリンク先が開かれる。

リンク先の指定はURLによってうが、同じWebサーバ内にリンクする場合は “/index.html” のようにパスpath)を指定することもできる。パスは「/」で始めるとサーバの最上位階層からの絶対パスとなるが、リンク元ページの位置を起点として「./」で現在のディレクトリ、「../」で上位階層のディレクトリを表す相対パスで記述することもできる。

フラグメント識別子

ページ内にリンクの到達点を作成するのにも用いることができる。例えば、「<a name=“sec2”>第2節</a>」のように記述すると、ページ中のその位置を「#sec2」というフラグメント識別子で指し示すことができるようになる。

ページ内の他の要素から「<a href=“#sec2”>」のようにページ内リンクを設定したり、URLの一部として「https://www.example.co.jp/page.html#sec2」のように指定することで外部からその位置へ直接リンクすることができる。

ターゲットの指定

target属性リンク先を開くタブウィンドウなどの表示領域を指定することができる。何も指定しなければ現在の表示領域がリンク先のページに遷移するが、「targe=“_blank”」のように指定すると新しい表示領域を開いてその中にリンク先を表示する。

同じ表示領域を明示的に指定したい場合は「_seft」、フレーム分割されている場合に親フレームに表示したい場合は「_parent」、分割を解除を一画面に戻したい場合は「_top」を指定する。タブウィンドウ識別名がつけられている場合は開く先を名前で指名することもできる。

(2022.1.21更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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