hr要素 【horizontal rule element】 hrタグ / hr tag

概要

hr要素(horizontal rule element)とは、HTMLで定義されている要素(タグ)の一つで、テーマの区切り、切り替わりを示すもの。水平線が表示される。

段落(p要素)と段落の間に挿入されることを想定した要素で、(同じセクション内で)前の段落とは異なるテーマの内容が始まることを表している。一般的なWebブラウザ実装では、段落と同じ幅で上下に半文字分のマージンが空けられた水平線として表示される。開始タグのみの空属性で、終了タグは書かない。

size属性で先の太さをピクセル単位で指定でき、width属性で先の長さをピクセル単位または親属性の幅に対するパーセンテージ(%)で指定することができる。幅が短い場合はalign属性で右寄せ(right)、中央寄せ(center)、左寄せ(left)を指定できる。何も指定がない場合は線が凹んだように見える影(エンボス)が付けられているが、noshade属性で影なしの平坦な線にすることができる。

これらの見栄えに関する属性は現在ではCSSによるプロパティの指定によりうべきであるとされる。CSSを利用した場合は、上下のマージンを狭く、あるいは広く変更したり、線の表示色を指定したり、border-styleプロパティなどでHTMLでは指定できない線のスタイル(破線など)にすることもできる。

(2023.7.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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