mailto:スキーム 【mailto: scheme】

概要

mailto:スキーム(mailto: scheme)とは、通信方式の種別などを表すURIスキームの一つで、メールアドレスを表すもの。Webページなどで送信先アドレスを表現するのに用いられる。

URIスキームとは

インターネット上での資源の識別子や所在の表記には「URI」(Uniform Resource Identifier)という記法が標準的に用いられる。Webページの所在を表す「http://example.jp/」といった形式の「URL」(Uniform Resource Locator)もURI仕様の一つとされる。

URIの先頭部分は「スキーム」(scheme)という短いアルファベットの識別名で、指し示す資源の種類や、資源に到達するための通信手段などを表している。Webアクセスに用いる「http:」や「https:」がよく知られるが、これ以外にも様々な種類のスキームが用意されている。

mailto:とは

「mailto:」はURIスキームの一種で、電子メールの宛先メールアドレスを記述する際に用いられるものである。インターネット資源の管理や割り当てをIANAICANNの一部門)に登録された標準的なスキームの一つで、記法や構文はRFC 6068として標準化されている。

基本的な構文は「mailto:メールアドレス」で、これをWebページリンクとして「<a href="mailto:info@example.jp">メールはこちら</a>」のように記述すると、訪問者クリックあるいはタップした際にWebブラウザが自動的にメールソフトWebメールサービスを起動して送信メール作成をう。

「mailto:info@example.jp,contact@example.jp」のように複数のアドレスを列挙したり、URLパラメータと似た表記を用いて「?」に続けて「mailto:info@example.jp?cc=contact@exampe.jp」のようにCC欄BCC欄、Subject欄(メールタイトル)の内容を指定することもできる。

(2024.8.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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