読み方 : アイフレーム
iframe【inline frame】インラインフレーム
概要

別のWebページや画像などをあたかもページの要素の一つのように埋め込んで一体的に表示することができる。表示する内容はsrc属性でURLの形で指定する。領域の大きさ(width属性/height属性)や、読み込んだ要素が指定領域からはみ出した場合の処理の方法(scrolling属性:HTML5で廃止)などを指定することもできる。
初期のHTML規格から存在するフレーム表示(frame要素/frameset要素)は、ページを縦横に分割してそれぞれに別のURLを読み込ませることができたが、HTML 4.0で導入されたiframeでは、ページ内部に領域を設けて別のURLを読み込ませることができる。
URLには同じWebサーバ上のページの他に、外部の別のWebサイト上のページを指定することもできるため、ウィジェットなど部品的なWebアプリケーションを埋め込んで一体的に表示したり、外部の事業者が配信している広告の埋め込み表示などに応用されることもある。
外部のURLを指定した場合には、親ページとインラインフレーム内のページのJavaScriptプログラムは原則として相手方のページ上の要素に直接アクセスすることはできない。この制限を「SOP」(Same-Origin Policy:同一生成元ポリシー)という。ただし、Webサーバの設定で管理者が明示的に許可した場合にはこの制限を緩和することができる。
(2023.12.27更新)