textarea要素 【textarea element】 テキストエリア / textareaタグ / textarea tag

概要

textarea要素(textarea element)とは、HTMLで定義されている要素(タグ)の一つで、入力フォームの中で複数行の文字列入力することができるテキストボックスを定義するもの。複数行のテキストボックスを「テキストエリア」と呼ぶ。

HTMLではWebページ上で閲覧者がデータ入力し、サーバに送信するための入力フォームを作成することができる。form要素で送信先などを指定し、その子要素としてテキストボックスやボタンなどの入力要素を配置する。

textarea要素は入力要素の一つで、閲覧者が複数行に渡って文字を入力することができるテキストエリアを設置する。HTMLでは一行のテキストボックスinput要素のtype属性を "text" に指定することで作成できるが、複数行の場合はtextarea要素を用いる。

表示上の桁数(幅)はcols属性で、行数(高さ)はrows属性で指定する。例えば、cols="10" と指定すると半角文字で10文字分の幅で表示され、入力が右端に差し掛かると次行に折り返される。rows="5" と指定すると文字5行分の高さで表示される。

これらの指定は入力する文字数を指定あるいは制限するものではなく、長い文字列入力していくと縦スクロールバーが現れ(wrap属性がoffの場合は横スクロールバーも現れる)、どこまでも文字を追加することができる。文字数の下限を指定したい場合はminlength属性を、上限を指定したい場合はmaxlength属性を指定する。

(2023.11.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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