link要素 【link element】 linkタグ / link tag
概要
link要素(link element)とは、HTMLで定義されている要素(タグ)の一つで、他のページやファイルをページに関連付けるもの。ページの前後関係の指定、スタイルシートの適用などに用いられる。head要素の内部に記述する要素の一つで、そのWebページに関連がある外部の別のページやファイルを関係性と共に記述する。a要素と同じように関連付けるファイルの所在はhref属性にURLやパスを記述して指定する。
指し示すファイルの種類や形式は type="text/css" のようにtype属性にMIMEタイプ(メディアタイプ)を指定し、文字コードは charset="utf-8" のようにcharset属性に、どの端末で表示している場合に関連付けを適用するかを media="screen,print" のようにmedia属性に指定する。
ページとリンク先との関係性はrel属性で指定する。値が「stylesheet」ならば適用すべきCSSスタイルシートファイルを、「icon」ならばタブやブックマークの表示に用いるアイコンファイルを、「next」ならば次のページを、「prev」ならば前のページを、「canonical」ならば内容が同一のページが複数ある場合の代表ページを、「alternate」ならば同じ内容がある別のページを表す。
relとは逆に、rev属性でリンク先から見た当該ページの関係性を指定することもできる。rel="next" はリンク先がそのページの次のページであることを表すが、rev="next" ならばそのページがリンク先の次のページであることを表す。rev属性はHTML5で削除されたため、今後新たに用いるべきではないとされる。
(2023.7.2更新)