OGP 【Open Graph Protocol】 オープングラフプロトコル

概要

OGP(Open Graph Protocol)とは、Webページにそのページについての情報(メタ情報)をコンピュータで自動処理できる形で記述するためのデータ形式の一つ。米メタ(Meta:旧フェイスブック)社が策定した。

HTMLヘッダ領域(head要素内)に任意のデータを記述できるmeta要素を追加し、そのページについての情報を記載することができる。OGPのデータであることを示すため、property属性に「og:」から始まるを記述する。

基本的な項目として、ページのタイトル(og:title)、掲載内容の種類(og:type)、一覧などに表示する際に使用する画像(og:image)、ページが置かれているURL(og:url)の4つが規定されている。オプションで、簡潔な説明(og:description)、国や言語(og:locale)、サイト名(og:site_name)などを追加することもできる。

例えば、<meta property=“og:image” content=“https://www.example.jp/logo.png”> のように指定すると、contentで指定されたURLにある画像ファイルが、そのオブジェクトを表す画像として表示される。

OGPの最も有名な適用事例として、大手SNSTwitterツイッター)でWebページURLを含むつぶやきを投稿すると、Twitter社のサーバが自動的にWebページ上のOGPデータを読み取って、タイトルや画像などをカード形式で展開して表示してくれるサービスがある。

OGPはメタ社が運営する大手SNSFacebookフェイスブック)上で、人や組織の関連や繋がりを表すソーシャルグラフを表現する際、Webサイトも人などと同じように対象物(オブジェクト)に加えることできるように策定された。“protocol” という名称だが特に通信手順についての規定はなく、データ伝送にはWeb上で一般的なHTTP/HTTPS通信が用いられる。

(2021.11.12更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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