target属性 【target attribute】
概要
target属性(target attribute)とは、HTMLの要素(タグ)の中で設定することができる属性(attribute)の一つで、リンクを開く際にどの表示領域を用いるかを指定するためのもの。aタグなどでテキストや画像などにリンクを設定する際、どのウィンドウやタブ、フレームでリンク先を開くかを指示することができる。target属性による指定がない場合はWebブラウザ側の標準設定に従い、通常は現在表示されているウィンドウ(タブ)で開く。
ウィンドウやフレームにname属性やid属性で名前をつけている場合、名前を指定してその場所で開くよう指示することができる。特殊な設定値として、「_self」で現在のウィンドウに表示、「_blank」で新しいウィンドウを開いてそこに表示、「_parent」で親フレームに表示、「_top」でフレーム分割を解除して現在のウィンドウ全体にリンク先を表示、の4つが用意されている。
パソコンなどのブラウザでは「_blank」を新規ウィンドウではなく新規タブで開くが、ウィンドウかタブかを明示的に指定する方法は用意されていない。HTML 4.01およびHTML5で標準化されており、ほとんどのブラウザで機能する。リンクを設定するためのaタグ、areaタグ、baseタグ、linkタグ、および、フォームのデータ送信後のページを開くためにformタグに指定することができる。
(2022.10.18更新)