href属性 【hypertext reference】
概要
href属性(hypertext reference)とは、Webページの記述などに用いられるHTMLに用意されている属性の一つで、目当ての資源の所在を指し示すもの。ハイパーリンクを設定するa要素などの中で用いられる。“hypertext reference” の略。その要素が参照している外部の資源の所在をURL/URIやパスなどで記述することができる。例えば、<a href=“リンク先URL”>リンクテキスト</a> のように記述すると、リンクテキストで示された文字列がハイパーリンクとなり、飛び先としてhref属性で記述したリンク先URLが設定される。
値に href=“https://www.example.com/” のようにURLを設定すれば外部の任意のサイトを指定できるが、href=“/index.html” のように絶対パスを指定したり、href=“../about/location.html” のように相対パスを指定することでサイト内リンクとすることもできる。href=“mailto:info@example.com” のようにメールアドレスなどをURI記法に従って指定することもできる。
標準のHTML要素の中ではa要素のほか、area要素(イメージマップにおけるハイパーリンク指定)、link要素(ヘッダ中で関連するURLを指定)でhref属性を使用する。一方、img要素やscript要素などでは資源の所在を指定する属性としてsrc属性(“source”の略)を利用する。
(2020.11.12更新)