eNodeB 【eNB】 evolved Node B

概要

eNodeB(eNB)とは、携帯電話事業者が街頭などに設置している、LTE方式の無線通信に対応した携帯電話基地局のこと。

もともと、第3世代(3G携帯電話の一方式であるW-CDMA基地局を「NodeB」(ノードビー)の略称で呼んでいた。W-CDMAを発展させた第4世代(4G)のLTE方式では、NodeBの発展型という意味で「evolved Node B」、略して「eNodeB」あるいは「eNB」という呼称になった。

従来のNodeBがRNC(Radio Network Controller)と呼ばれる上位局の制御によって動作していたのに対し、LTEではRNCの機能を基地局(eNodeB)とコアネットワーク分散し、独立したeNodeBが直にネットワークに接続されるというシンプルな構成に変更されている。

一方、LTEおよび拡張方式のLTE-Advancedをさらに発展させた第5世代5G)方式における無線基地局のことは「gNodeB」(gNB:next Generation NodeB)という。

(2020.5.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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