PIM 【Personal Information Manager】

概要

PIM(Personal Information Manager)とは、個人が日常的に利用する情報を管理・利用できるようにするソフトウェア。また、携帯端末などの備えるそのような機能のこと。従来システム手帳などに書き込んで管理していた情報を電子的に記録・管理できるようにしたもので、パソコンスマートフォンなどで動作するものが多い。

どのような機能がPIMに含まれるかは製品により異なるが、多くに共通する代表的なものとしては、予定表(スケジュール、カレンダー)やアドレス帳(電話帳、住所録)、メモ(ノート、音声メモ)、ToDoリストタスク管理)などである。

また、利用者情報入力して利用する機能だけでなく、情報を参照したり処理したりする機能をPIMの一種に含める場合もある。これには、時計(時刻表示、アラーム、ストップウォッチなど)や電卓(普通電卓、関数電卓、単位換算など)、電子辞書(語学辞書、百科事典、専門用語辞典)などが含まれる。

グループウェアやコラボレーションシステムなどの一部として(あるいは連動して)複数人のグループで情報を共有したり送受信したりできるものや、パソコン携帯端末など複数の機器間で自動的に同期や複製をう機能を持ったものもある。

ネットサービス(クラウドサービス)の一部として(あるいは連携して)提供され、複数人や複数の機器間で情報を共有したり、他のサービスソフトウェアと連携することができるものもある。近年ではスマートフォンの個別のアプリなどに機能が分散し、総合的な情報管理システムや「PIM」という名称はほとんど用いられなくなっている。

(2024.1.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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