gNodeB 【next generation Node B】 gNB

概要

gNodeB(next generation Node B)とは、移動体通信事業者が街頭などに設置している、5G方式の無線通信に対応した移動体通信基地局のこと。

もともと、第3世代(3G携帯電話の一方式であるW-CDMA方式の基地局を「NodeBノードビー」、第4世代(4G)のLTE方式の基地局を「eNodeBイーノードビー」と呼んでいた。gNodeBはこれらを発展させた第5世代5G)対応の基地局を指す。

5Gで導入された新しい無線方式(5GNR:5G New Radio)を用いて端末と交信することができ、有線のコアネットワークとの間の橋渡しをう。パケット暗号化などをうPDCP(Packet Data Convergence Protocol)、端末無線リソース管理などのうRRC(Radio Resource Control)の処理なども担当する。

5Gでは基地局の機能が「RU」(Radio Unit)、「DU」(Distributed Unit)、「CU」(Central Unit)に分割されており、これら全体を合わせた一つの機能単位がgNodeBとなる。物理的にはアンテナとRUのある子局と、CUのある親局に分かれ、親局が近隣の複数の子局を集約して制御する。DUは親局側に置くことも子局側に置くこともできる。

(2023.10.26更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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