赤外線 【infrared】 IR
可視光で最も周波数の低い(波長の長い)赤色光のすぐ下の周波数帯であるため、英語では “infrared” (infra-:下の)と呼ばれ、「IR」の略号で示されることもある。可視光に近い側から順に「近赤外線」(NIR:Near Infrared/波長0.7~2.5μm)、「中赤外線」(MIR:Mid-Infrared/~10μm)、「遠赤外線」(FIR:Far Infrared/~100μm)と分類される。
熱を帯びた物体は温度に応じた強さの赤外線を発することが知られており、赤外線感知素子を利用した熱源センサーや暗視カメラ、サーモグラフィが作られている。近距離の通信にも利用され、テレビなどの家電製品のリモコンに応用されている。コンピュータや携帯電話でデータ通信を行なうIrDAなどの通信規格も存在したが、BluetoothやWi-Fiなど電波を用いた通信方式に取って代わられ、現在はほとんど利用されていない。
紫外線 (UV:ultraviolet)
可視光を挟んで赤外線の反対側に位置する、波長が可視光より短くX線より長いものは「紫外線」と呼ばれる。可視光で最も周波数の高い紫色の光のすぐ上の周波数帯であるため英語で “ultraviolet”(ultra-:超える)と呼ばれ、「UV」の略号で知られる。
(2022.2.21更新)