Sub6 【Sub-6GHz】
概要
Sub6(Sub-6GHz)とは、第5世代移動体通信(5G)で用いる電波の周波数のうち、6GHz(ギガヘルツ)より低いもの。ミリ波ではない周波数帯で、日本では3.7MHz帯と4.5GHz帯が割り当てられている。5Gでは4G以前とは異なる高速な無線通信方式(5G NR)を用いるが、大きく分けて、従来の移動体通信(携帯電話)で用いられてきた周波数帯に近いSub6と、本格的に公衆無線通信に利用するのは初めてとなる「ミリ波」(波長がミリメートル単位で表される)の2種類の電波を用いる。
Sub6は数百メートルの距離を結ぶことができ、建物の影なども回り込んで届く特性があるが、ミリ波が届く範囲は数十メートルで直進性も高い。一方、Sub6は100MHz幅で端末に周波数が割り当てられて通信を行うが、ミリ波は400MHz幅を利用できるため通信速度は高い。
(2023.10.27更新)