5GHz帯 【5GHz band】

概要

5GHz帯(5GHz band)とは、電波周波数帯のうち、5GHz(5000MHz)前後の帯域のこと。一般的には4.9~5.1GHzを指すことが多いが、文脈により5.0~6.0GHzを指すこともある。無線LAN(Wi-Fi)による通信に用いられる主要な周波数帯の一つとしてよく知られる。

もともと気象レーダーや航空無線航行システムなどに用いられてきたが、日本では2000年に屋内の無線LAN用に一部が割り当てられ、免許などなくても誰でも機器を設置して利用できるようになった。2002年からは登録局については屋外の使用が可能になり、FWAなどによる無線インターネット接続などの提供が可能となった。

無線LANでは他に2.4GHz帯がよく利用されるが、5GHz帯の方がデータ伝送を高速化しやすい半面、電波の直進性が高く障害物などの影響を受けやすい。IEEE 802.11bなどは2.4GHz帯のみを、IEEE 802.11acなどは5GHz帯のみを用い、IEEE 802.11nなどは両対応となっている。

(2018.6.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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