読み方 : ごギガヘルツたい
5GHz帯【5GHz band】
概要

5GHz帯は2.4GHz帯に比べて利用できるチャンネル数が多く、電子レンジやBluetooth機器など電波を発する機器からの電波干渉も受けない。このため、利用者や機器が密集する環境でも安定した高速通信を維持しやすく、高精細な動画配信やオンライン会議などの用途に適している。
一方、周波数が高い電波は空間での減衰が大きく、壁や床などの障害物も通過しにくい。Wi-Fiアクセスポイントと端末が同室にある環境では高い性能を発揮するが、障害物を挟んだ遠距離では2.4GHz帯に劣ることがある。また、対応規格・機器が多いため、単純に5GHz帯が混雑することで通信品質が低下する場合がある。
対応する無線LAN規格としてIEEE 802.11a、IEEE 802.11n(Wi-Fi 4)、IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)、IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)、IEEE 802.11be(Wi-Fi 7)などがある。このうちIEEE 802.11aとIEEE 802.11acは5GHz帯専用、IEEE 802.11nは2.4GHz帯との両対応である。Wi-Fi 6E以降では6GHz帯も加わっている。
5GHz帯はもともと気象レーダーや航空無線航行システムなどに割り当てられてきた周波数帯で、無線LAN専用ではなくこれらのシステムと共用されている。日本では2000年に屋内の無線LAN向けとして一部の帯域が開放され、免許不要で機器を設置・利用できるようになった。屋外利用は気象レーダーなどとの干渉を防ぐため法的な制限があり、一部の帯域ではレーダー波を検知すると自動的にチャンネルを切り替えるDFS機能の搭載が義務付けられている。近年の制度改正により、屋外で利用できる帯域は順次拡大されている。
(2026.6.14更新)
関連用語
関連リンク (外部サイト)
他の辞典等による「5GHz帯」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「5GHz帯」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【平30秋】 無線LANで利用されている周波数帯の2.4GHz帯、5GHz帯に関する記述として、適切なものはどれか。