A2DP 【Advanced Audio Distribution Profile】

概要

A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)とは、Bluetoothで機器の種類ごとに定義された通信規約であるBluetoothプロファイルの一つで、音声データストリーミング配信(受信しながら再生)するための手順を定義したもの。

Bluetoothペアリング(相互登録)した機器間で音声データを連続的に伝送し、受信側ではデータを受信しながら同時に再生することができる。

スマートフォンデジタルオーディオプレーヤーなどと、ワイヤレスヘッドホンやワイヤレスヘッドセット、離れた場所にあるスピーカーやコンポなどを接続して音楽を再生したりすることができる。

対応する音声データ形式としてはSBCSubBand Codec)、MP3AACATRACなどがある。規格上はSBC対応のみが必須で他はオプションだが、送信側と受信側の双方が対応している形式でなければ再生できない。

規格外の独自形式を用いることも自由で、対応機器メーカーが自社製品間でのみ使用できる独自コーデックを採用している場合もある。

(2020.2.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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