読み方 : オーエフディーエムエー
OFDMA【Orthogonal Frequency Division Multiple Access】直交周波数分割多元接続
OFDMAとは?

OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiple)は隣り合う周波数の搬送波同士の位相を互いに直交させて周波数帯域の一部を重なり合わせ、高密度な周波数分割を行う手法で、割り当てられた周波数帯の中に多数の狭い帯域の搬送波(サブキャリア)を形成することができる。
OFDMAはこれと時分割多元接続(TDMA)を組み合わせた方式で、各サブキャリアの使用権をミリ秒単位の極めて短い時間ごとに分割し、異なる通信主体に割り当てる。各端末の電波状況に応じてきめ細かく割り当てを変化させることができ、効率よく電波を活用することができる。
割り当ての単位は「リソースユニット」(RU:Resource Unit)と呼ばれ、周波数と時間を組み合わせた最小の通信領域である。基地局やアクセスポイントが各端末の通信状況に応じてリソースユニットを動的に制御する。通信量の多い端末には広い帯域を、少量のデータしか扱わない端末には小さな帯域を割り当てるといった柔軟な運用が可能である。
この仕組みが効果を発揮するのは、特に小さなデータを頻繁にやり取りするシナリオである。従来方式では各端末が順番にチャネルを占有するため、データ量が少なくてもチャネル全体を確保する時間的なオーバーヘッドが生じる。OFDMAでは帯域を細かく分けて端末ごとに必要な分だけ割り当てるため、チャネル全体の利用効率が上がり、待機時間の短縮にもつながる。