ICCID 【IC Card IDentifier】
概要
ICCID(IC Card IDentifier)とは、ICカード一枚ごとに固有な識別番号。最長22桁の数字からなる番号で、スマートフォンなどのSIMカード/UIMカードの識別番号として利用されている。SIMカードの場合は先頭2桁が通信業界を表す「89」、続く2~3桁が国番号(日本は「81」)、続く1~4桁がその国における事業者番号となる。NTTドコモは「100」、ソフトバンクは「200」、au(KDDIと沖縄セルラー)は「300」である。
この後(日本では8桁目以降)に続くのが各カード毎に固有の番号で、各事業者が番号の割り当てを行なっている。最後の一桁は残りの桁から算出したチェックデジット(誤り検出コード)となっている。
ICCIDは国際電気通信連合(ITU-T)がE.118勧告として標準化したもので、その形式はIDカードの識別番号に関するより包括的な国際標準であるISO/IEC 7812に準拠している。先頭が「89」以外の数字から始まる番号は他の産業・用途で使われており、例えばクレジットカードやキャッシュカードの識別番号として利用されている。
(2020.4.5更新)