spモード 【smartphone mode】

概要

spモード(smartphone mode)とは、NTTドコモが携帯電話網を通じて契約者に提供するスマートフォンタブレット端末向けインターネット接続サービス。従来型携帯電話(ガラケー)向けに提供されてきた「iモード」のスマートフォン版。2010年に開始され、利用料金は月額315円。

スマートフォンなどからインターネットへ接続して通信できるようにするISPインターネットサービスプロバイダ)の一つで、ほとんどのNTTドコモ加入者がspモードを通じてインターネットへ接続している。

オプションサービスとして、青少年向けのコンテンツフィルタリングサービスや、いわゆるキャリアメールであるspモードメールおよびドコモメール、ウイルスチェック公衆無線LAN(docomo Wi-Fi)、dマーケットにおけるコンテンツ決済サービスなども提供される。

spモードメール/ドコモメール

iモード同様、「利用者名@docomo.ne.jp」という形式のメールアドレス電子メールを送受信できるspモードメール/ドコモメールが標準で提供される。携帯電話事業者が加入者に標準で提供する「キャリアメール」の一種である。

当初のspモードメールは端末が直接メールサーバメッセージの送受信をい、端末自体にメッセージを保存する方式だったが、2013年からは同社のクラウド環境上でメッセージを管理する「ドコモメール」へ移行した。端末では操作画面のみが提供され、メッセージ本体は同社のデータセンター内のサーバに保管されるため、端末を買い替えてもデータ移転などせずすぐに同じ環境で使い始められる。

spモードメール・ドコモメールともに、ドメイン指定受信制限や迷惑メールフィルタ、メールウイルスチェックなどを利用することができる。

(2019.8.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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