シーケンスコード【順番コード】連番コード

概要

シーケンスコードとはデータに識別用のコードを付与する方式の一つで、対象を一定の順番に従って先頭から順に通し番号を割り振っていくもの。採番のルールが単純で自動化しやすく、データベースの主キーや受付番号、伝票番号などで用いられる。
シーケンスコードのイメージ画像

最も基本的な形式は、最初のデータに「1」、次のデータに「2」というように連続した自然数を順に割り当てるものである。新しいデータを追加する際は、現在の最大値に1を加えた値を発行するだけでよく、コードの一意性を容易に確保できる。桁数を固定するために「0001」「0002」のようにゼロを補った表現を用いることもある。

各コードは純粋な通し番号であり、それ自体はデータの種類や属性、所属、分類といった情報を持たない。ただし、登録順や発生順に採番されることが多いため、値の大小が時系列上の前後関係に対応することになる。桁数に上限を設けている場合は登録できるデータ件数に限界が生じる。

一度発行したコードは変更しないのが一般的である。途中のデータが削除された場合も、その番号を詰めずに欠番として扱う。これにより、コードとデータの対応関係が固定され、過去の記録や他のデータからの参照との整合性が保たれる。リレーショナルデータベース(RDB)ではオードナンバー型などの自動採番­機能が提供されることが多く、主キーとして用いられる。

コードを見ただけでは対象の性質を判別できないため、属性ごとにグループ化して管理したい場合には、分類コードなど他の体系と組み合わせ、上位桁が分類コード、下位桁が通し番号といった形式で運用されることもある。分散システムでは複数のノードが独立して採番を行う構成もあり、その場合は値が重複してしまう可能性があるため、一意性が必要な場合は他の方式を選択する。

(2026.6.24更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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