ユニーク【unique】
概要
ユニークとは、唯一の、一意の、固有の、独自の、などの意味を持つ英単語。日本語の外来語としては「独特の」「個性的な」「珍しい」などの意味で使われるが、IT分野では、データや識別子が他と重複しない状態、すなわち「一意である」「唯一である」ことを指す。

IT分野で「ユニーク」という語を用いる場合、日常語としての「個性的」「風変わりな」という意味ではなく、他と重複しないという意味になる。例えば「ユニークなユーザー名を設定してください」という案内は、「変わった名前を付けてください」という意味ではなく、「他の利用者と重複しない固有の名前を設定してください」という意味である。このとき求められているのは名前の奇抜さではなく、単に他と重ならないことである。
情報システムでは、多数のデータや利用者を識別するために、重複のない固有の値が必要となる場面が多い。会員サービスの利用者IDや社員番号、製品番号などは同じ値が複数存在すると識別できなくなるため、ユニークでなければならない。ネットワーク機器のアドレスやファイルの識別子なども同様であり、重複を排除することで情報の誤送信やデータの競合を防いでいる。
データベース管理システム(DBMS)では、特定の列に同じ値が登録されることを防ぐ制約を「UNIQUE制約」という。この制約が設定された列には重複した値を登録できず、既存の値と同一の値を書き込もうとするとエラーとなる。データの整合性を維持するために利用される。
プログラミングやデータ処理の分野では、指定したデータ集合から重複する要素を取り除き、各値が一度だけ出現する状態に変換する処理や関数を “unique” と呼ぶことがある。PythonやRubyなど多くのプログラミング言語にこの操作を行う機能が標準で用意されている。
(2026.6.5更新)